京都府警のパトカー=京都市下京区で2019年7月14日、銅崎順子撮影

 妻の腹部を刺して殺害したとして、京都府警山科署は30日、京都市伏見区小栗栖南後藤町の無職、長谷川義孝容疑者(82)を殺人容疑で逮捕した。「妻を殺して自分も死ぬつもりだった」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は8日午前4時半ごろ、自宅の集合住宅の一室で、寝ていた妻の美保子さん(当時77歳)の腹部を包丁で1回刺し、殺害したとしている。

 同署によると、長谷川容疑者は美保子さんと2人暮らし。美保子さんを刺した後、自分の腹部も刺し、直後に110番通報していた。2人は救急搬送され、約1時間後に美保子さんの死亡が確認された。長谷川容疑者も病院で治療を受けており、同署が退院を待って逮捕した。【林田奈々】

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