火葬場の建設工事をめぐり業者から賄賂を受け取った罪に問われている奈良県御所市の元市議に懲役4年の実刑判決が言い渡されました。

■7500万円の賄賂受け取った罪

御所市の元市議会議員・小松久展被告(72)は3年前、市が発注する火葬場建設工事の契約をめぐり、建設業者の不正を知りながら契約に関する議決に賛成し、見返りに7500万円の賄賂を受け取った罪に問われています。

■「賄賂ではない」起訴内容否認 弁護側は無罪主張

松尾被告は初公判で6000万円を受け取ったことは認めるも、「賄賂ではない」として起訴内容を否認し、弁護側は違法捜査があったとして無罪を主張していました。

この事件では、大阪地検特捜部による「司法取引」が行われています。

■懲役4年 追徴金5200万円の実刑判決

10日、大阪地裁(大森直子裁判長)は「市議会議員としての職務の公正さに対する社会の信頼を大きく失墜させた」として小松被告に、懲役4年、追徴金5200万円の判決を言い渡しました。

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