群馬県は10日、2025年夏に開く若者向け情報技術(IT)教育拠点「TUMO Gunma(ツーモ群馬)」を県内外の若者に発信するアンバサダー(大使)として高校生の俳優、藤崎ゆみあさん(16)を起用した。同拠点は欧州発の教育プログラムを導入し、県が重点を置くデジタル・クリエーティブ人材の育成を加速する。
藤崎さんは広島県出身で映画やドラマ、CMなどに出演。2023年12月〜24年1月に開かれた第102回全国高校サッカー選手権大会では新垣結衣さん、広瀬アリスさん、川口春奈さん、広瀬すずさん、清原果耶さんらも選ばれた「応援マネージャー」を務めた。県は藤崎さんを通じ中高生らにTUMOを認知してもらう狙いだ。
県庁で10日、山本一太知事が藤崎さんに委嘱状を手渡した。その後の対談で山本知事が若者の県外流出を県の課題に挙げ、「群馬にエンターテインメントも含めてデジタル・クリエーティブ産業ができると、若い人たちは群馬に居ようと思ってくれるかな」と問いかけると、藤崎さんは「思ってくれると思います」と笑顔で応じた。
アンバサダーの任期は25年3月末までだが、県の担当者は「予算措置やスケジュール調整などをしてTUMO Gunmaのオープンまでお願いしたい」と話す。
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