日本被団協代表理事の田中聡司さん(80)は、日本被団協の初代代表委員、森滝市郎さんと初代事務局長、藤居平一さんの遺影をオスロに持って来た。授賞式を前に、「2人は被団協の生みの親。ようやくここまで来ましたねと声をかけたい」と話した。一方で、「日本政府が核兵器禁止条約に批准していない現状が日本人として恥ずかしい」とし、「喜ぶのは授賞式だけにして、明日からまた批准を呼びかけたい」と決意を新たにしていた。
日本被団協事務局次長の浜住治郎さん(78)は、今年2月に亡くなった武居勝敏さんの遺影を持ち込んだ。武居さんは中学・高校の同級生だったといい、浜住さんは「もう少し頑張ってほしかったけど、一緒に来られて良かった。活動は引き継ぐからね」と誓った。【オスロ安徳祐】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。