「還付金が受け取れる」。市役所の職員などを装って愛媛県の高齢女性に電話でウソをつき、ATMを操作させて現金250万円をだまし取るなどした疑いで、福岡県の男が11日に再逮捕されました。男は今治市内の男性が同様の手口で現金100万円をだまし取られた事件で逮捕されていて、「出し子」と見られています。
電子計算機使用詐欺や窃盗などの疑いで逮捕されたのは、福岡県福岡市の無職の男(19)です。
警察の調べによりますと、男は共謀者と2024年7月26日に松山市の70代の女性に市役所職員などを名乗って電話し、「還付金を受け取れる」などとウソをついて、市内のコンビニでATMを操作させ現金約250万円を指定する口座に振り込ませ、だまし取った疑いがもたれています。また、振り込ませた現金のうち京都市内の複数のATMから約100万円ほどを引き出したとしています。
男は今治市内の60代の男性が、同様の手口で現金100万円をだまし取られた事件で11月に逮捕され、警察の余罪の捜査で今回の容疑が明らかになりました。男は「出し子」と見られ容疑の認否は明らかにされていません。警察は組織グループの役割の解明やさらなる余罪の有無などを調べています。
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