自転車を飲酒運転したとして、愛知県警一宮署が、同県一宮市の50代の無職男性を道交法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕していたことが捜査関係者への取材で判明した。自転車の酒気帯び運転を新たに罰則対象とした改正道交法が11月に施行されて以降、酒気帯び運転による逮捕者は県内初という。逮捕は3日付。同署はその後、男性を釈放し、任意で捜査を続けている。
捜査関係者によると、3日午前、一宮市内で男性が自転車をふらつきながら運転しているのをパトロール中の警察官が発見。男性の呼気からは基準値を超えるアルコールが検出された。男性は容疑を認めており、「酒を飲んで自転車に乗ってはいけないことを知らなかった」などと供述しているという。
11月1日施行の改正道交法で、酒気帯び運転は3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されることとなった。【塚本紘平】
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