「犯人は全く知らない人」

北九州市のマクドナルドで中学生の男女2人が男に刃物のようなもので刺され、15歳の女子生徒1人が死亡しました。

14日午後8時半ごろ、北九州市小倉南区徳力のマクドナルドでレジに並んでいた中学3年生の男女2人がナイフのようなものを持った男に刺されました。

2人は病院に運ばれましたが女子生徒の中島咲彩さん(15)がおなかのあたりを刺されていて、死亡しました。

男子生徒(15)は腰のあたりを刺されていましたが、命に別条はなく、「犯人は全く知らない人」と話しているということです。

店内に居合わせたという大学生の男性(19)は友人と訪れ、食事をしていたところ、急に店員があわただしい様子を見せたといいます。

すると店員から「みんな(外に)出てください」という趣旨の指示があり、席を立つと、刺されたとみられる少女が通路にうずくまって苦しそうに呼吸していて、店員が「刺された」というような話をしていたということです。

男性によると当時店内には客が6~7人いて、悲鳴などには気づかなかったそうです。

男性は「早く犯人が捕まってほしい」と話しました。

近くに住む住民は「この辺でそういう事件は聞いたことがない、被害者が中学生で怖い」と不安の声を上げていました。

1分足らずの間に次々に刺したか

警察によりますと男は店に入ってすぐ犯行に及んでいて1分足らずの間に2人を次々に刺したとみられています。

男は刃物のようなものを持ったまま逃げたとみられています。

逃げた男の特徴は年齢40歳ぐらい、身長170センチ程度、中肉、刃物のようなもの所持、耳にかかるくらいの茶髪、灰色の上着、黒色のズボン、黄色っぽい靴。

福岡県警は殺人事件として小倉南警察署に刑事部長以下91名体制で捜査本部を設置し逃げた男の行方を追っています。

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