岡山県内の保健所で、結核患者と接触した人の情報管理に不備があり、その後の感染の有無を確認できていなかったことが分かりました。

岡山県によりますと、結核患者の接触者には健康診断が義務付けられているにもかかわらず、備前保健所東備支所において、2022年6月に結核と診断された患者の接触者11人のうち、10人の情報管理に不備があり、感染の有無を確認できていなかったということです。

10人はいずれも高齢者で、5人は既に死亡し、3人は個別で健康診断を受けていて、感染は確認されませんでしたが、残る2人は現時点で健康診断が実施できておらず、県は2人に事情を説明し必要な検査を実施したいとしています。

また、結核患者5人の再発の有無も確認できておらず、県は今後チェック体制を見直すなどして再発防止に努めたいとしています。

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