将棋の藤井聡太八冠は2024年5月2日、名古屋市中区のホテルで伊藤匠七段との叡王戦第3局に臨みました。勝てばタイトル防衛に王手がかかる重要な一局でしたが、伊藤七段が勝ちました。

 中区の名古屋東急ホテルで行われた叡王戦五番勝負の第3局では、タイトル4連覇を狙う藤井聡太八冠に同学年の伊藤匠七段が挑戦しました。

 ここまでの2局は、終盤で一進一退の攻防が続く熱戦でした。名古屋の料亭で行われた第1局は藤井八冠が勝利。第2局は伊藤七段の冷静さが光り勝利。公式戦で初めて藤井八冠に勝ちました。

 1勝1敗で迎えた第3局は、どちらが勝ってもタイトル獲得に王手がかかります。

 先手は藤井八冠、前例のない形となりながらもハイペースで進み、2人の研究の深さがうかがえます。

 名古屋東急ホテルでの対局は今年で4回目です。地元らしいメニューを盛り込むのが恒例で、これまでにも藤井八冠は名古屋コーチンの卵を使ったオムライスや、ハンバーグにあんかけパスタのソースをかけた「あんかけハンバーグ」を注文しています。

 今回、藤井八冠が注文したのは「名古屋コーチン入りスパイシー焼きカレー」です。ホテルの名物のカレーをグラタンのように焼きました。このメニューは5月3日からホテルで提供されることになっています。

 伊藤七段が選んだのは、名古屋名物の天むすと稲庭うどんのセットでした。

 対局は終盤、伊藤七段が時間がない中で激しく攻めて勝利し、初のタイトル獲得に王手をかけました。第4局は5月末に千葉県柏市で行われます。

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