バスケットボール選手らと客席の距離が近く感じられるように、すり鉢形のボウルデザインを採用したアリーナ空間のイメージ図=三井不動産提供

 千葉県船橋市に本拠地を置くバスケットボール男子Bリーグ「千葉ジェッツふなばし」のホームアリーナになる「ららアリーナ 東京ベイ」が17日に完成する。同チームがこれまで本拠地にしていた同市総合体育館の収容客数は5000人だったが、同アリーナは最大1万1000人となる。

 同アリーナを整備した三井不動産(東京都中央区)などによると、同社グループが管理・運営するショッピングセンター「ららぽーと 東京ベイ」に隣接。敷地面積は約2万平方メートル、鉄骨造り地上4階建てで、延べ床面積約3万1000平方メートル。外観のデザインは船の航跡とジェット気流をイメージして躍動感を演出した。

船の航跡とジェット気流をイメージして躍動感を演出した「ららアリーナ 東京ベイ」の外観イメージ図=三井不動産提供

 アリーナ内部はコンサートの演者やバスケットボールの選手らと客席の距離が近く感じられるように、すり鉢形のデザインを採用。ジェッツの試合のほか、コンサートや企業の展示会などのイベントにも使用される。

 5月29日の特別ゲストによるトークショーがお披露目イベントになる。ジェッツの選手たちも参加するという。同チームのジョン・パトリックヘッドコーチは「日本のバスケットやチームにとって、新しいスタートになる。(これまでの本拠地の)船橋アリーナの倍以上のお客さんが入るし、最新のテクノロジーなどで環境面もより整っていると思うので、みんな楽しみにしています」とコメントした。【石塚孝志】

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