2024年2月、福島県鏡石町のJR鏡石駅前で男女2人が死傷した事故。車を運転していた72歳の女に執行猶予付きの判決が言い渡された。

過失運転致死傷の罪に問われていたのは、鏡石町の無職・面川秀子被告(72)
判決によると、面川被告は今年2月JR鏡石駅前で、運転していた軽自動車のブレーキとアクセルを踏み間違えて、19歳の男子大学生を死亡させ、19歳の女子大学生に大けがを負わせた。

福島テレビ・浅野晋平記者「マスク姿で入廷した面川被告。表情は読み取れませんでしたが、判決が言い渡されると、うなずき裁判官の方を見て話を聞いていましたが、時折うつむく姿も見られました」

福島地方裁判所郡山支部で5月13日開かれた判決公判。
下山洋司裁判官は「歩道を歩いていた2人には何ら落ち度がない。被害者の女性は交際相手の死亡により強い喪失感にもさいなまれている」と指摘した。
一方、「事実を認めて被害者などに対する謝罪の言葉を述べている。今後自動車を運転しないことを誓約し、実際に自動車を処分している」として、禁錮3年・執行猶予5年の判決を言い渡した。
検察側は禁錮3年6カ月を求刑していた。

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