自転車に乗った男が、軽トラックとすれ違いざまにサイドミラーを素手で殴り、破壊する事件が起き、現場に居合わせた車のドライブレコーダーが犯行の瞬間を捉えていた。
場所は愛知・豊橋市の住宅街で、9日の正午ごろに事件は起きた。映像には、前を走る白い軽トラックがいったん止まり、再び走り始めたその時、右側通行をしてきた自転車の男が、すれ違いざまに軽トラックのサイドミラー付近をたたく様子が映っている。
センターラインのない道を走っていた軽トラックは、信号のない交差点に差しかかり一時停止し、その直後、走り始めた軽トラックの前から自転車の男が現れ、軽トラックの助手席側に腕を伸ばした。
一部始終を目撃した女性は「自転車の方も、手をたまたま伸ばしたから当たったとか、そういう感じではなく、ワザとバンってやっちゃう感じで。顔も表情1つ変えずスーっと通り過ぎていった」と話す。
現場の道幅については、自転車が通れないほど狭いわけでは無く、サイドミラーを破壊した男については、「長髪でメガネかけて、ヒゲ生やした、ちょっと小太り」と証言した。
目撃者によると、男の行為により、軽トラックの助手席側の窓が割れたという。さらに自転車の男は、このあと目撃者の車に対しても危害を加えようとしていた。
その瞬間を後ろからとらえた映像を見ると、自転車の男が、車の真横に来た瞬間、腕を少し伸ばしているのがわかる。しかし、車がとっさによけたため、被害はなかった。
目撃者によると、自転車の男は、そのまま何事もなかったかのように走り去り、被害に遭った軽トラックはUターンをして追いかけたという。
一部始終を目撃した人は「ワザと手を出して、たたいたなというのがわかったので、ちょっとビックリしちゃいましたね」と話した。
警察は、別の器物損壊事件に関わった疑いで39歳の男を逮捕していて、今回の犯行にも関わっているとみて調べている。
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