老人ホームの入居権の名義貸しトラブル解決金名目で70代の女性から、現金2400万円をだまし取ったとして、住所不定無職の23歳の男が逮捕されました。

警察によりますと男は2022年9月、ほかの者らと共謀のうえ、北海道函館市に住む70代女性に、老人ホームの入居権の”名義貸し解決金”名目で現金2400万円を宅配便で送らせ、東京都内の共同住宅で受け取るなどして、だまし取った疑いです。

女性は不動産会社社員を名乗る男から「老人ホームに入りたい客がいるが、入居枠を貸してもらえませんか」などと嘘の電話を受け、名義を貸すことに同意。その後、弁護士を名乗る男からも電話があり「名義貸しは違法です」などと脅されていました。

逮捕された男はいわゆる”受け子”を管理する”リクルーター”で、警察が道外で起きた別の事件の捜査中に男の関与が浮上し、詐欺の疑いで逮捕しました。

被害にあった女性は合わせて1億5000万円をだまし取られていて、逮捕者は4人となります。

警察は余罪を含め捜査を続けています。

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