ラピダス進出による漁業への影響を懸念し、調査の実施を求める意見が出た(31日、札幌市)

北海道は31日、最先端半導体の製造を目指すラピダスのほか、北海道漁業協同組合連合会(北海道ぎょれん)など地元水産関係団体との情報交換会を開いた。水産関係者からは漁業への影響調査の実施や、影響が生じた際の賠償について意見が出た。道の担当者は会議後「必要性について受け止め検討する」と述べた。

道やラピダス、工場が立地する千歳市が工業用水の取水・排水や半導体製造時に使用する有機フッ素化合物で、有害性の指摘がある「PFAS」の回収などについて説明した。道によると、ラピダスが取水・排水する量は1日最大で2万8000立方メートルの見込み。北海道ぎょれんなどは2月、ラピダスからの工業排水が河川環境にもたらす影響を調査することなどを道に求めていた。

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