米調査会社ガートナーは2024年の人工知能（AI）半導体の世界市場が前年比33%増の710億ドル（約11兆2000億円）になるとの見通しを発表した。25年も24年比29%増と高い成長率を見込む。生成AIやAIを搭載する端末の普及が市場をけん引し、電動自動車（EV）といった車載向けも伸びるとみている。
米マイクロソフトや米アップルなどテック各社は、データ処理が必要なAIを端末上で素早く動かす「エッジAI」の展開に力を入れている。通信しなくてもAIの機能が使える利点があるなど普及に向けた機能改善を進めている。
ガートナーはAIを搭載したパソコンは24年のパソコン出荷の22%を占めると予測する。26年末には企業が購入するパソコンは全てAI搭載品に置き換わるという。
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