中国BYDの「ATTO3」㊧と、サイズが近い独VW製EV「ID.4」を乗り比べられるようにした(26日、浜松市)

公益財団法人浜松地域イノベーション推進機構(浜松市)の次世代自動車センター浜松は26日から、中国の比亜迪(BYD)が製造した電気自動車(EV)「ATTO3」の試乗会を始めた。EVなどの部品製造に参入したい会員企業にドイツのフォルクスワーゲン(VW)製EVと乗り比べてもらい、製品特性への理解を深めてもらう。

27日までで各日20組・60人以上と当初の募集人数を3割近く上回る参加を見込む。ホンダ系の交通教育センターレインボー浜名湖(浜松市)にある全長約1キロメートルの周回路を時速70キロ以下で走ってもらう。各組はATTO3と、サイズが近いVW製EV「ID.4」を各20分試乗できる。

ATTO3は日本のメーカー製と似た乗り心地とされ試乗した技術者からは「ハンドリングが軽く街なか向き、ID.4は高速道路が向くのでは」(EV参入を目指す静岡県掛川市の二輪部品メーカー)といった感想が聞かれた。

試乗会後、ATTO3は2024〜25年度に分解調査し会員向けに展示する予定。

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