TSMC第1工場の南側には農地が広がっている(2024年1月、熊本県菊陽町)

熊本県菊陽町は台湾積体電路製造(TSMC)の国内第1工場南側に新たに整備する計画の工業団地について、地権者向けの説明会を開いた。TSMCは第1工場の東側に第2工場を建設することも決定している。町は周辺で半導体関連産業の集積が進むなか、南側に25ヘクタール規模の工業団地を造成したい考えだ。

初日となった11日の説明会冒頭、吉本孝寿町長は新たな企業集積を呼び込む受け皿となることで、多大な経済効果が見込まれると強調。そのうえで「この良き流れを止めることなく、更なる町の発展へ新たな工業団地の整備を決意した」とあいさつした。説明会は一部を除き大半が非公開で進められた。12日にも同様の説明会を改めて開く。

地権者向け説明会であいさつする吉本町長(11日、菊陽町)=同町提供

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