岩手県は17日、半導体関連人材育成に関する経費900万円を含む補正予算案を発表した。8月の台風5号被害の復旧で7億3700万円、10月27日投開票の参議院補欠選挙の経費8億200万円も計上する。
13日に全国初の半導体関連人材育成施設が同県北上市で着工した。今回はその施設の開設前にインストラクターを置く経費などを補う。17日の記者会見で達増拓也知事は「新しいタイプの人材育成に力を入れた半導体産業振興を展開していきたい」と期待を示した。
復旧予算は台風5号による河川氾濫で被災し、一部区間が不通になっている三陸鉄道にも振り向ける。その後に発生した大雨被害の復旧については追加の補正予算を組む方針だ。
今回の補正は減額分を入れて差し引き11億円で、補正後の2024年度一般会計は総額7359億円。
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