アイフィンガーガエルのオタマジャクシは小さな水たまりで育つ=名古屋大学の伊藤文特別研究学生撮影

名古屋大学の伊藤文特別研究学生と岡田泰和教授らはオタマジャクシの時期にフンをほとんどしないカエルを発見した。小さな水場で育つため、フンに含まれるアンモニアで水を汚さないようにしている可能性があるとみる。昆虫では幼虫の時にフンをしない種はあるがカエルでは初めてだという。

アイフィンガーガエルは小さな水たまりで子育てをする=名古屋大学の伊藤文特別研究学生撮影

石垣島や西表島、台湾に生息する「アイフィンガーガエル」は、日本で唯一、子育てをするカエルとして知られる。そのオタマジャクシは木の幹などにできた空間「うろ」や竹の切り株にある水たまりで成長するが、排便をせず腸内にためていた。他のカエルよりアンモニアへの耐性も高かった。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。