インターネット接続事業(プロバイダー)のビッグローブは、自社のコールセンターに生成AI(人工知能)を導入した。顧客の質問に自動で応答するチャットボットの正確性向上につなげるほか、オペレーターの情報検索に利用する。業務を効率化して社員教育に時間をかける。
クラウドサービスのGoogle Cloud(グーグルクラウド)が提供する生成AIを活用する。従来はチャットボットの正確性を高めるため、過去の回答の正誤を人が目視で確認し、修正していた。この作業をAIが担い、自動でチェックするシステムの運用を始めた。
メールや電話に応答するオペレーター業務では、社員がマニュアルや回答情報を検索する際のツールとして用いる。回答文まで作成するため顧客の待ち時間短縮につながる。
2025年にはコールセンターへの通話内容を自動でテキストにするシステムを導入する。これまでの手動で入力する手間を省き、業務負担の軽減につなげる。
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