ソフト開発プラットフォームの米ギットハブは米国時間29日、プログラミング用の生成AI(人工知能)機能で、米グーグルと米新興のアンソロピックが開発したAIモデルを使えるようにすると発表した。従来は親会社の米マイクロソフトが連携する米オープンAIのモデルのみだった。選択肢を増やし、ソフト開発の効率化につなげる。
ギットハブが提供する生成AI機能「コパイロット」は、文章で指示するだけでプログラムのコードを生成したり、エラーやセキュリティーを確認したりできる。サービスの裏側で稼働するAIモデルは、2023年からオープンAIの「GPT」を使っていた。近く、グーグルの「Gemini(ジェミニ)」、アンソロピックの「Claude(クロード)」の最新版も導入する。
利用者は毎回好みのモデルを選択して指示ができる。ギットハブのトーマス・ドムケ最高経営責任者(CEO)は「開発者にAIの選択肢を提供することが不可欠だ」と述べた。モデルごとに得意分野も異なるため、使い勝手やコスト、セキュリティー要件などに合わせて動かすAIモデルを変えることで、効率的にソフト開発ができるという。
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