東北経済産業局は東北地方のスタートアップを支援する事業「Jスタートアップ東北」の対象企業に6社を追加選定した。選定は3回目で計45社となった。30日に仙台市で開いた交流イベントで、6社に選定書を手渡した。
選定されたのは、放射線治療の照射計画策定を人工知能(AI)の画像解析で短縮する東北大学発スタートアップのアイラト(仙台市)や、日本酒の技術をベースにした「クラフトサケ」を醸造する稲とアガベ(秋田県男鹿市)など。
AstroX(アストロエックス、福島県南相馬市)は気球でロケットを成層圏まで運んで空中発射する技術を開発している。
経済産業省は全国のスタートアップを支援する事業「Jスタートアップ」に取り組んでいる。東北地方では、東北経産局がビジネスマッチングの機会を設けるなど選定企業に優先的に支援策を仲介し、新規株式公開(IPO)やM&A(合併・買収)を促している。
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