しののめ信用金庫(群馬県富岡市)は14日、取引先企業を対象にした「脱炭素経営入門セミナー」を開く。上場企業などが環境に配慮した経営を求められる中、サプライチェーン(供給網)の脱炭素化も重要性を増している。セミナー開催で取引先の中小企業に脱炭素に向けた意識を高めてもらう。

群馬県庁32階の官民共創スペース「NETSUGEN(ネツゲン)」で開き、オンライン配信も行う。地域企業の省エネルギー化などを支援する一般社団法人ぐんまカーボンニュートラル推進会(高崎市)の石川智治氏を講師に、脱炭素経営のメリットや県内での省エネ成功事例などについて講演する。同信金や群馬県から脱炭素化の支援策も紹介する。

同信金が脱炭素に関するセミナーを催すのは初めて。法人営業部は「脱炭素の取り組みになじみのない中小企業は多い。中小企業にも危機感を感じてもらえれば」としている。

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