「高市・石破・小泉氏競う」(読売)、「(1)石破氏(2)小泉氏(3)高市氏」(朝日)、「『新総裁』小泉氏29.4%、石破、高市氏2.3位」(産経)。

投票資格のない大多数の国民は高みの見物をするしかないが、まるで町内会の野球大会で打順を決めるのに、かき集められた9人の出場選手が勝手気ままに自己PRをしているようで滑稽にも感じる人も少なくないだろう。前人未到の「50本塁打・50盗塁」目前の米大リーグの大谷翔平選手のような強打者不在というのも感興をそがれる気もする。

一方、大谷選手が活躍している米国では50日後の大統領選を控えて共和党のトランプ前大統領を狙った暗殺未遂とみられる事件が再び発生し、衝撃が広がった。

その衝撃が広かったといえば、ヤマハ発動機の日高祥博社長(高は“はしごだか”)が自宅で同居する娘に左腕を包丁で切り付けられ負傷したという“速報”が流れてびっくりした。きょうの各紙にも「ヤマハ発社長切られけが、殺人未遂容疑で娘逮捕」などと社会面で取り上げている。

記事によると、同居中の33歳の娘は9月16日午前3時頃、磐田市の自宅で、日高社長を包丁で切りつけて殺害しようとし、左ひじに15センチほどの切り傷を負わせた疑いで、静岡県警磐田署が緊急逮捕したという。

認否は明らかにしていないが、娘が「父に頭をぶたれた」と110番。日高社長は「就寝中に被害にあった」と説明しているといい、同署が経緯を調べているとしている。

また、ヤマハ発動機の広報は「プライベートなことで、捜査中でもあるのでコメントは差し控える」としており、現時点では父親と娘とのトラブルの原因はやぶの中だが、折しも今週(9月19日)には、日本自動車工業会(自工会)の定例記者会見が開かれる。二輪メーカーを代表して自工会副会長にも就任している日高社長も出席予定者となっているが、身内の殺人未遂事件が社業や団体活動などに影響を及ぼすのかも注視したい。

2024年9月17日付

●トランプ氏再び暗殺未遂、けがなし、ゴルフ場で銃口、58歳容疑拘束(読売・1面)

●円高一時139円台、1年2カ月ぶり水準 (読売・2面)

●安倍氏、旧統一教会会長と面談か、13年参院選直前総裁応接室、萩生田氏・岸氏も同席 (朝日・1面)

●次の自民総裁、(2)石破氏「経験」(2)小泉氏「新鮮」(3)高市氏「政策」 (朝日・3面)

●EV「電費」向上へ、AIで部品制御、アイシン、性能高める「頭脳」開発中 (朝日・4面)

●運転認知検査クリア・・でも事故、合格率97%、75歳以上の死亡事故昨年384件(朝日・28面)

●ヤマハ発動機社長切られ軽傷、殺人未遂容疑で同居の娘逮捕 (産経・21面)

●自動車保険1時間単位、東京海上、ライドシェア向け (日経・1面)

●フォード、印工場再開、EV生産、輸出拠点に活用 (日経・9面)

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