三菱自動車は9月2日に、SUVの『パジェロスポーツ』改良新型を発表したが、すでに次期型の開発が進められているようで、プロトタイプをスクープ班のカメラが初めて捉えた。『チャレンジャー』の復活として、あるいは『トライトン』のSUV版として日本発売にも期待だ。

初代パジェロスポーツは、1996年に2代目『パジェロ』のラダーフレームを流用して登場した。日本ではチャレンジャーの車名で販売されていたが、2001年までの1世代限りで撤退した。その後は海外専売となり、一部市場では『モンテロスポーツ』の車名で販売、今回のフルモデルチェンジで第4世代へと進化する。

捉えたプロトタイプは、現行コンポーネントをところどころに使用しているテストミュールと思われる。パジェロスポーツは、基本的にピックアップトラックの『トライトン』/『L200』とプラットフォームを共有する。次期型でも同様にラダーフレームに乗ることが予想され、新設計フレームは剛性の向上が図られ、重量削減のために高張力鋼を使用する。

三菱 パジェロスポーツ 次期型プロトタイプ

キャビン内も、モダンなデザインとワイヤレスApple CarPlayを備えた、独立型9インチインフォテインメントシステムを採用するほか、アナログゲージ、7インチマルチインフォメーションディスプレイ、高品質のスイッチギアなどを装備、従来型から大刷新される。

パワートレインは、さまざまな出力を備えた複数の2.4リットル直列6気筒ターボディーゼルエンジンが期待できる。これに6速トランスミッションと、オプションの4輪駆動システムに接続される予定だ。最高出力は150ps、最大トルク330Nmのエントリーグレードから、184ps、430Nmのミドルグレード、そしてハイエンドグレードでは、最高出力204ps、最大トルク470Nmが予想される。

「パジェロ」の名称は日本市場で復活が噂されており、「パジェロミニ」も期待されるなど話題となっているが、パジェロスポーツの日本発売の可能性も大だ。

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