宮城県のスポーツランドSUGOで開催されたスーパーGT第6戦。東北の戦いはなんと豪雨に翻弄される週末となった。ただでさえ「魔物」が話題になるSUGOだが、この戦いはいったいどうなっちゃうのよ!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:塩川雅人(ベストカーWeb)
■まさかの予選キャンセルの超豪雨
鈴鹿サーキットでの第5戦が台風の影響でキャンセルとなったこともあり、久々のスーパーGT開催となった。
しかし杜の都仙台は9月21日の予選日はあいにくの雨天。SUGOで雨というとなんだかソワソワするのだが、現場では雨雲レーダーとの睨めっこ状態。予選キャンセルという見込みが強くなり、フリー走行での予選順位決定が濃厚となってきた。
予選開始は9時15分。雨が小康状態になり、アタックをするならこの時間帯がかなり重要だった。さあ、行くぞというところでクラッシュが発生し赤旗が掲示され走行は中断。
その後はかなりの雨量になり、まさにこればかりは運も大事な要素。50kgのウェイトもあり最終的には12番手。フリー走行中にクラッシュが続出するなど、土曜日からかなり厳しい戦いが予想された。
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■スタートは60分遅れもレースは淡々と進む
雨は日付が変わり決勝日になっても収まる気配がない。バケツをひっくり返したような雨が早朝から降り続き、ファンもチーム関係者も「マジですか」という声が聞こえてきそうな景色だった。
併催レースのFIA F4もセーフティカー先導で1周で終了。レースができるという雰囲気は皆無だ。ウォームアップ走行開始時刻になっても豪雨は続く。雨雲レーダーではもうまもなく雨は止むとあるが……。
最終的に60分のレース開始遅延となったが、レース開始時はなんとうっすら日差しも。スコールというかなんというか、天気までも魔物になったのか!!
路面もどんどんとドライに変化していくも、小雨が降ったり止んだりの状況で路面はまさにカオス。レース開始後60分ほどでクラッシュによりセーフティカーが介入。
さらにクラッシュが起こり、FCYそしてセーフティカーが入る展開に。ここでレースが大きく動いた。このFCYをうまく利用してピットインしたチームはジャンプアップに成功。しかし56号車はここでタイミングが合わず……。
一時は6位を走行するなどイケイケだったが、このタイミングだけは流石に読むのは無理!! 最終的には11位チェッカー。ポイント獲得ならずだが、まだまだ王者の権利は残る。次は九州オートポリス!! 目指すは優勝だ。
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