三菱自動車のピックアップトラック、『トライトン』のナビゲーションシステム制御プログラムが不適切なため、カメラ映像が表示されず保安基準に適合しない恐れがある。三菱自動車は9月12日に国土交通省にリコールを届け出た。
対象は2024年1月から8月に製造された三菱トライトン、計2397台。搭載されるナビゲーションシステムの制御プログラムが不適切だったため、特定操作を行った際に画面が黒くなったりナビゲーションシステムがフリーズすることがある。これにより直前直左確認用カメラ、後退時の後方確認用リアカメラの映像が表示されず保安基準第44条及び第44条その2に適合しなくなる恐れがある。
同様の事象は、三菱『アウトランダーPHEV』で先行して報告されており、2024年7月18日付けでリコールの届け出があった。今回のリコールは、同様のプログラムを使用するトライトンでの事例発生の報告を受け、新たに届出がなされた。
対応として、三菱は対象車両の使用者へダイレクトメールで通知し、全車のナビゲーションシステムのプログラムを対策仕様へと書き換える。現在この現象による不具合は22件報告されており、この現象に係る事故は報告されていない。
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