協業を発表した日産とホンダだが、これからも互いに切磋琢磨する関係にあるのは間違いない。だが、双方ともラインナップが激減しており、現行でライバルと言えそうなのはわずか6つ。いずれも人気モデルだが…少し物足りなさを感じる。
※本稿は2024年8月のものです
文:片岡英明/写真:ベストカー編集部、日産、ホンダ
初出:『ベストカー』2024年9月26日号
■軽スーパーハイトワゴン:日産 ルークス vs ホンダ N-BOX
ナンバー1を自負しているN-BOXはライバルを研究して登場。運転席からの視界やパドルシフトの装備、低床の荷室設計などはルークスの上を行く使い勝手のよさが光る。走りは実力伯仲だ。だが、静粛性や乗り心地などの快適性においてN-BOXが優位に立っている。
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■軽ハイトワゴン:日産 デイズ vs ホンダ N-WGN
N-WGNはドライブフィールがよく、ターボだけでなくNAエンジンも軽やかに回る。操縦安定性と乗り心地の妥協点が高く、ホンダセンシングも標準。
デイズは内装の質感が高く、キャビンの広さと使い勝手のよさが光る。走りの実力も高く、総合では一歩上を行く。
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■コンパクトSUV:日産 キックス vs ホンダ ヴェゼル
WR-Vとならいい勝負だが、ちょっと上のポジションのヴェゼルが相手だと分が悪い。キックスは待望の4WDを加え、e-POWERもトルクモリモリの力強い走りを見せる。
だが、キャビンの広さと快適性、荷室の使いよさ、高速燃費、運転支援などでヴェゼルとの差が広がる。
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■コンパクトカー:日産ノートe-POWER vs ホンダ フィットe:HEV
取り回しのよさや高速走行での燃費、ガソリン車の軽快なパワー感、優れたパッケージングなど、フィットはトータル性能が高い。が、ノートもパッケージは優秀だ。
また、e-POWERの鋭い瞬発力と質感の高いインテリアなども大きな魅力と感じる。これは引き分けか!?
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■クロスオーバーカー:日産 ノート オーテック クロスオーバー vs ホンダ フィットクロスター
ノートはグレードを絞ってしまった。フィットは2つのパワーユニットを揃え、外観や内装の差別化も明快だ。どちらもベース車の走りの質が高いから、ステージに関わらず気持ちよく運転できる。
だが、価格と燃費を含め、満足度が高いのはフィットクロスターだ。
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■ミドルクラスSUV:日産 エクストレイル vs ホンダ ZR-V
タフギアとしての魅力は、SUV感覚を強く打ち出しているエクストレイル。大きく立派に見える。後席の広さと快適性も上の印象だ。
逆に乗用車ムードが強く、スポーティさが際立つのはZR-V。e:HEVは実用燃費がよく、ハンドリングも軽快だが、知名度が足りない。
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