ホンダはヨーロッパにて、ミドルスクーター「フォルツァ」の海外向けモデル「フォルツァ125」と「フォルツァ350」の2025年モデルを発表した。どちらも先行してタイで発表された仕様に準じ、新たにフルカラーTFT液晶メーターを採用。次期国内仕様への搭載は期待十分だ。

  文/Webikeプラス編集部  

海外仕様の末弟・フォルツァ125にもTFT液晶モニター搭載だ

 2000年からラインナップを続ける、ホンダのロングセラーなミドルスクーター・フォルツァ。2024年現在、国内には250ccモデルのみが導入されているが、実は海外では125cc、350cc、750ccと3クラスの充実したラインナップで人気を誇る。日本の250ccモデルは、フォルツァ350と主要設計を共有し、排気量をダウンさせた仕様だ。現在導入されているフォルツァの仕様は、2023年モデルのフォルツァ350に準じるもので、フルLED灯火やスタイリッシュなフェアリングを備えるほか、USB-TypeC電源やスマートキー、電動の可動式スクリーンも搭載しており、利便性に磨きをかけている。コクピットにはスピード/タコのアナログ2眼プラス大型の反転液晶を採用したメカニカルなメーターを持つ。

 国内仕様のベースとなっているフォルツァ350だが、今年新たに2025年モデルがタイにて発表。そして今回、シリーズ最小排気量となるフォルツァ125と共に、欧州向け2025年モデルが登場した。タイ仕様同様、従来のメーターが5インチのフルカラーTFT液晶メーターに変更され、HSTC(セレクタブルトルクコントロール)のインフォメーション表示などの機能が追加された。さらにスマホ連携機能「Honda Road Sync」を新採用、左手スイッチボックスに十字型のセレクトスイッチを備える。

 フォルツァ125はグレー、グレーメタリック、ブラック、ブル―、ホワイトの5色をラインナップ。フォルツァ350も5色で、グレー、グレーメタリック、オレンジ、ホワイト、ブラックを揃えた。またどちらにもグレーメタリックにレッドのアクセントを加えた、スペシャルエディション(SE)もラインナップされている。いずれも発売時期、価格は未発表だ。続々とモダナイズを続けているフォルツァファミリーだが、国内の「フォルツァ」についても新型の発表は間近であると思われる。同クラスの250ccスクーターでは最早TFT液晶メーターを標準装備するモデルも多い中だが、フォルツァファンは続報をもう少し待つべきだろう。

 

 

 

 

 

 

     

FORZA125(2025:海外)

メタリックサイノスグレーメタリック(SE)



パールファルコングレー



マットパールパシフィックブルー



マットパールクールホワイト



FORZA125(2025:海外)主要諸元

・全長×全幅×全高:2145×754×1350
・ホイールベース:1510mm
・シート高:780mm
・車重:164kg
・エンジン:水冷4ストローク並列2気筒OHC4バルブ 125cc
・最高出力:10.7kW(14.5PS)/8750rpm
・最大トルク:12.3Nm/6500rpm
・燃料タンク容量:11.7L
・変速機:Vベルト式無段変速
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70R15、R=140/70R14
・価格:未発表

FORZA350(2025:海外)

マットサイノスグレーメタリック(SE)



パールファルコングレー



パールナイトスターブラック



カーネリアンレッドメタリック



マットパールクールホワイト



FORZA350(2025:海外)主要諸元

・全長×全幅×全高:2145×754×1360
・ホイールベース:1510mm
・シート高:780mm
・車重:186kg
・エンジン:水冷4ストローク並列2気筒OHC4バルブ 330cc
・最高出力:21.5kW(29PS)/7500rpm
・最大トルク:31.5Nm/5250rpm
・燃料タンク容量:11.7L
・変速機:Vベルト式無段変速
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70R15、R=140/70R14
・価格:未発表

 

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https://news.webike.net/motorcycle/411188/

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