米国のヘネシーパフォーマンスは、キャデラック『エスカレードV』をベースにした1005hpを誇るスーパーSUV、ヘネシー『キャデラック・エスカレードV・H1000』を発表した。
この3列シートの全輪駆動SUVは、0-96km/h加速を3.6秒で達成する。発進時にはランボルギーニ『ウラカンEvo』をも凌駕する性能を発揮する。
ヘネシー社のエンジニアリングチームは、大容量スーパーチャージャー、カスタムカムシャフト、ポート加工されたシリンダーヘッド、カスタムエンジンキャリブレーション、高性能スロットルボディなど、多数のアップグレードを施すことで、標準モデルから約50%のパワーアップと35%のトルク増強を実現した。
重量2812kgの大型ボディに6.2リッターV8スーパーチャージャーエンジンを搭載したこのエスカレードVは、最新テクノロジーを満載し、7人の乗客を豪華に収容できる。ランボルギーニ『ウラカン』の約2倍の重量があるにもかかわらず、ジョン・ヘネシー氏が最近行ったランボルギーニとのドラッグレースでは、発進直後から複数の車体分リードを奪うというパフォーマンスを見せたという。
現在、ヘネシー社のテキサス州シーリー工場で生産が進められているが、2024年モデルはすでに完売している。2025年モデルの予約受付が始まっており、2023年と2024年モデルを合わせて100台限定の生産となる。各車両は、ヘネシー社の徹底したR&D、路上およびトラックテストを経て、3年間または3万6000マイル(約5万7936km)の保証付きで販売される。
ヘネシー・パフォーマンス社は、1991年の創業以来、様々なスポーツカーやマッスルカーの改造を手がけてきた。同社は独自のテストトラックと、将来のチューナーのためのエンジニアリングカリキュラムを有し、100人のチームメンバーで同時に約50台の車両を扱う能力を持つ、世界有数の専門車両エンジニアリング会社だ。
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