横浜市交通局は10月18日、完全キャッシュレスバスの実証運行を、11月6日から2025年2月28日まで実施すると発表した。対象となるのは、ベイサイドブルーと109系統特急の2路線だ。

この実証運行では、対象路線において現金での運賃支払いができなくなる。利用可能な支払い方法は、交通系ICカード、一日乗車券、クレジットカード等のタッチ決済、敬老特別乗車証、福祉特別乗車券等、市営バス定期券となる。

さらに、ベイサイドブルーでは、モバイルクリエイト、ネットスターズと共同で、二次元コード決済を利用した運賃収受実証実験も行う。これにより、路線バス乗車時における二次元コード決済の実用性を検証する。

運賃は、大人220円、小児110円(障害者等割引は大人110円、小児55円)となっている。

横浜市デジタル統括本部は、この実証運行を通じて完全キャッシュレスでの運行による課題や効果を検証するとしている。

この実証実験は、国土交通省の実証運行に参画する形で実施される。横浜市交通局は、この取り組みを通じて公共交通のデジタル化を推進し、利用者の利便性向上と運行の効率化を目指している。

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