富士スピードウェイは10月25日、「THE GOLDEN AGE OF RALLY IN JAPAN」展を、11月27日から富士モータースポーツミュージアム内 2F展示エリアで開催すると発表した。

この展示会は、イタリアのマカルーゾ財団が所有する貴重なラリーカーコレクションと、日本の往年のラリーカーを一同に集めて展示するものだ。

この企画は、2022年10月から2023年5月までトリノ自動車博物館で開催された「THE GOLDEN AGE OF RALLY」展の日本版として位置づけられる。まず、2024年11月21日から24日まで愛知県と岐阜県で開催されるWRC日本ラウンド「フォーラムエイト・ラリージャパン2024」にて、6台のクラシックラリーカーが展示される。その後、会場を富士モータースポーツミュージアムに移し、本格的な展示会が行われる予定だ。

展示される車両は、1960年代から1990年代にかけて世界のラリーシーンで活躍した名車たち。マカルーゾ財団のコレクションからは、フィアット『Abarth X1/9 Prototipo』(1974年)、Mini 『Cooper S』(1966年)、ランチア『ストラトス』(1976年)、フィアット『131 Abarth Gr4』(1978年)、アウディ『Quattro』(1981年)、ルノー『R5 Turbo』(1981年)の6台が出展される。

この企画は、実業家でありながらコ・ドライバーとしても活躍したジーノ・マカルーゾ氏の遺志を継ぐ家族が設立したマカルーゾ財団と、トヨタ自動車の共同企画として実現した。日本の自動車文化とラリー文化の振興を目的としており、ラリーカーの進化の歴史を紹介することで、その魅力を次世代に伝えることを目指している。

展示会では、各車両の詳細な解説とともに、当時のラリーシーンを振り返る写真や映像も展示される予定だ。

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