本田技研工業は10月31日、同社が製造・販売する大型バイク、ホンダ『ゴールドウイング』の原動機についてドライブギアを固定するボルトの耐久性が不足しているとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのは、2018年2月から2021年6月に製造されたゴールドウイングと「ゴールドウイングツアー」の計2041台。
ドライブギアをクランクケースに固定しているボルトの耐久性が不足しているため、急加速時にボルトに過大な応力がかかり亀裂が入るおそれがある。そのまま使用を続けるとボルトが破損し、クランクシャフトの位置を検知するパルスロケーターが外れエンストしたり、最悪の場合破片がエンジンに噛みこんでエンジンがロックするおそれがある。
全車のドライブギア固定ボルトを対策品へ交換する。
現在までにこの事象に係る不具合が2件報告されており、事故は報告されていない。
ゴールドウイングはホンダ二輪の大型プレミアムツアラー。モーターサイクルでは唯一の水平対向6気筒エンジン搭載車だ。排気量1833ccの水冷4ストロークエンジンには7速+リバースのDual Clutch Transmissionが組み合わされる。ダブルウイッシュボーン・フロントサスペンションも特徴で、快適な乗り心地と軽快なハンドリングが期待できるフロントサスペンションだ。
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