2020年に登場した現行型のMIRAI。本作が2代目となり、水素で走る高級車へ姿を変えている。登場から既に丸4年を経過するが、まだまだMIRAIの進化は止まらない。2022年・2023年と12月に一部改良を行ってきたMIRAIは、今年もまた12月に進化を遂げるようだ。

文・ジョー城ヶ崎/写真・トヨタ

※本企画に掲載する情報は、メーカーからもたらされたものではなく、筆者が独自に調査し、執筆したものです。

■快適性・先進装備を備えたMIRAIの次なる一手は?

2022年の改良ではフロントガラスに高遮音性の機能が追加されるなどFCEVとして磨きがかかったMIRAI

 2022年の初改良では、12.3インチのワイドディスプレイを採用し、フロントドアガラスにIRカット機能と高遮音性の機能が追加されている。FCEVが持つ静粛性という武器に、さらなる磨きをかけた改良だった。

 翌2023年には、トヨタセーフティセンスを最新バージョンへ更新。プロアクティブドライビングアシストやアドバンストドライブを装備し、先進技術でも他車の追随を許さない。

 では今年のアップデートはどうなるのか。具体的な内容は、まだ明かされていないが、量産FCEVをリードする立場としては、走行性能、特に航続距離や燃費性能の向上を期待せずにはいられない。

  ジャパンモビリティショー2024では、小型水素カートリッジを展示し、水素の可能性と、その応用について模索していたトヨタ。これが改良版MIRAIに搭載されることは、考えにくいが、水素社会の早期実現を探るきっかけにはなった。

 MIRAIも、トヨタの掲げる水素社会の重要なピースだ。今年の改良では、あっと驚く進化を見せてくれるに違いない。

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■水素社会の実現に近づく日は12月20日

2024年12月20日に改良が予定されているが今回はぜひ走行面の進化に期待したい

 2024年のMIRAIの改良は、12月20日に発表される予定だ。前回・前々回と発表月を合わせ、年の暮れにはMIRAIが新しくなるというイメージづくりが出来ている。車両前後重量配分が50:50という理想的な数値のMIRAIには、走りのアップデートも期待したい。

近い将来やってくるであろう、水素社会。その未来を、新型MIRAIが少しだけ見せてくれるはずだ。。

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