トヨタ自動車は、米国市場向け中型ピックアップトラック『タコマ』の2025年モデルを発表した。冒険志向のユーザーをターゲットとした「トレイルハンター」仕様を設定し、オフロード性能を大幅に強化している。

トレイルハンターは、オーストラリアの「ARB」と共同開発したパーツを多数採用。2.5インチ鍛造モノチューブショックを装備し、車高をフロントで2インチ、リアで1.5インチアップさせた。さらに、33インチのグッドイヤー製「Territory R/T」タイヤを装着し、悪路走破性を高めている。

トヨタ タコマ トレイルハンター

外観では、ブロンズ色の「TOYOTA」ヘリテージインスパイアグリルにLEDライトバーを組み込み、独特の存在感を演出している。また、スチール製リアバンパーや脱着式MOLLEパネル付きユーティリティバーなど、実用性と耐久性を兼ね備えたパーツを随所に採用している。

オフロード走行時の性能向上を図るため、ロープロファイルのハイマウントエアインテークを助手席側のAピラーに設置。これにより、エンジンにクリーンな空気を供給することが可能となった。さらに、ロックレールや高強度スチール製スキッドプレートも装着し、車体の保護にも配慮している。

室内では、2400Wの強力なACインバーターを搭載。キャビンとリアデッキの2か所に電力を供給することができ、アウトドアでの電源確保を容易にしている。

トヨタ タコマ トレイルハンター

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