ステランティス傘下のダッジブランドは、V8「HEMI」エンジンを搭載したSUV『デュランゴ』の生産を2025年末まで延長すると発表した。この決定は、市場の需要と顧客からのフィードバックを受けてのものだ。
ダッジのマット・マクアリアCEOは「ダッジデュランゴとHEMIエンジンは強力な組み合わせであり、2025年末まで世界最強のガソリンエンジンSUVの生産を継続する」と語る。これは、HEMI搭載デュランゴの20周年を祝う完璧な締めくくりになるという。
生産が延長されるモデルには、スーパーチャージャー付き6.2リットルHEMIヘルキャットV8エンジンを搭載したモデルが含まれる。このエンジンは710hpのパワーと645lb-ft(875Nm)のトルクを発生させ、3列シートSUVセグメントで最強のパワーを誇る。また、『デュランゴR/T』に標準搭載される5.7リットルHEMI V8エンジン(360hpのパワー、390lb-ft(529Nm)のトルク)も継続して用意される。
ダッジ『デュランゴ』のV8「HEMI」エンジン搭載車ダッジは2004年からHEMI搭載デュランゴの本格的な生産を開始した。20周年を記念して、4つの限定生産特別モデルを導入している。これらには、ダッジデュランゴSRTヘルキャットブラスモンキー、ハンマーヘッド、シルバーブレット、そしてダッジデュランゴR/T 20周年記念エディションが含まれる。
2025年モデルイヤーのダッジデュランゴ特別仕様車は、現在ディーラーで注文可能となっている。この発表により、高性能SUVファンは今後数年間、強力なHEMIエンジンを搭載したデュランゴを楽しむことができる。
ダッジの決定は、電動化が進む自動車業界において、伝統的な高性能ガソリンエンジンへの需要が依然として強いことを示している。
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