長井市では、全国一の出荷量を誇る特産品「行者菜」の収穫が最盛期を迎え、生産農家は朝から収穫作業に追われている。

行者菜は、行者ニンニクとニラを交配させた野菜で、ニラの食感とニンニクのような独特の強い香りが特徴。長井市では、40軒の農家が生産者グループを組織し、年間約20トンの行者菜を生産している。今シーズンの収穫は今月はじめから始まり、長井市時庭の遠藤孝志さんは、けさも長さ40センチほどに成長した行者菜を包丁で手際よく刈り取っていた。今年は、3月の冷え込みで生育が心配されたものの、4月に入ってからは安定した天気が続いていて、順調に育っているという。

(遠藤孝志さん)
「5月の採りはじめが一番柔らかい。おひたしや炒め物にして美味しく食べてもらえたら」

行者菜の収穫は9月まで続き、長井市内の産直施設や県内のスーパーなどで販売される。

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