訪米中の岸田文雄首相は9日(日本時間10日)、首都ワシントンで米マイクロソフト社のブラッド・スミス社長と会談した。同社は日本初の研究拠点となる「マイクロソフト・リサーチ・アジア」の東京設置やインフラ基盤を強化するため、日本で新たに29億ドル(約4400億円)の投資を行うと表明した。これに対し首相は「日本の生成AI(人工知能)の社会実装に多大な貢献をしている」と謝意を示した上で、「引き続き協力を期待する」と述べた。
また、首相は全米商工会議所で米国ビジネスリーダーと昼食会を開いた。半導体やAIなどの重要・新興技術分野で日米両国が共に世界の経済成長をけん引することの重要性を指摘し、「各分野で日米間の連携を強化したい」と語った。【ワシントン小田中大】
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