夏の感染症で子どもが多く患う「手足口病」が愛媛で早くも急増していて、県が予防を呼びかけています。感染者の8割近くが0~2歳児です。

手足口病はエンテロウイルスによる感染症。症状は手や足などでの水疱性の発しんのほか、発熱や口内炎などが現れます。患者の鼻やのどの分泌物、便などから感染し子どもが多く患います。

県の5月24日の発表によりますと、手足口病の感染者は19日までの1週間に1医療機関あたり7.38人報告され、前の週より2.16人増加しました。

保健所別では八幡浜で14.0人、四国中央で11.67人と特に感染が広がり、西条9.83人、今治9.00人と続いています。

年齢別では0~2歳が215人で2週前より1.9倍に。全体の感染者の78.8%を占めています。

手足口病は、新型コロナの感染の流行前は夏に流行していた病気だったものの、今年は例年より2カ月早く感染が広がり始めました。

この病気は基本的に対症療法で症状が収まってくるものの、まれに脳炎を伴って重症化することもあり注意が必要です。

県は手洗いを実施し、タオルやコップを共同で使うことを避けるよう呼びかけています。

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