温泉街名物「バラ」の話題。鶴岡市のあつみ温泉にある「ばら園」では、いま一番花が次々に見ごろを迎え、園内を美しく彩っている。

鶴岡市にある「あつみ温泉ばら園」では、2200平方メートルの敷地に90品種以上・約3000本のバラが植えられていて、いまはシーズンの始めに咲く一番花が見ごろを迎えている。

今年は暖かい日が続いたため生育が約1週間早く、毎年6月に入ってから咲くつるバラも咲き始めていて、天気に恵まれた30日は午前中から散策する人の姿が見られた。

ばら園が出来たきっかけは1951年に温泉街を襲った「大火」だった。
復興を祈って住民同士が苗を持ち寄り、神社の境内の土俵があった場所に造成したのが1962年。「復興のシンボル」は、温泉街の名所として毎年、丹精して手入れされ、60年以上が経った今も花を咲かせ続けている。

(訪れた人)
「久しぶりに見て香りも良いしきれい。若いときに来たから懐かしい。癒やされながら、若い時を懐かしく思い出した」

6月1日には恒例の「ばら園まつり」が始まり、週末にイベントが開かれる予定。
バラはこのあと二番花・三番花と続き、10月いっぱいまで楽しめるという。

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