日本ガス協会は16日、2025年大阪・関西万博で出展する「ガスパビリオン おばけワンダーランド」の建設現場を、会場予定地の夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)で報道陣に公開した。工事は順調に進んでいるといい、10月末に完成予定。展示に登場する新しい7体の「おばけキャラクター」も発表した。
パビリオンは高さ約18メートルで、空に向かってそびえる三角形のデザイン。外側の全面を覆う膜には、大阪ガスが開発した放射冷却技術で熱を外に出す素材を使用し、空調による二酸化炭素の排出を減らす。
大屋根(リング)の外側で昨年11月に着工し、鉄骨を組みながら膜をはる作業が進む。ゴールデンウイーク明けには内装工事などを行う予定。施工を担当する奥村組の担当者は「現時点で全工程の39%程度が完成し、計画通り」と話した。
一方、キャラクターは公表済みの「ミッチー」に加え、それぞれに性格のある7体を発表。名前は同協会で複数候補に絞り、今年秋ごろから始める一般投票で決めることで万博の機運醸成につなげる。同協会の担当者は「おばけたちと一緒に未来への変化を体験してほしい」と語った。
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