瀬戸内の漁で獲れてしまうサメやエイなどの売り物にならない魚。この魚たちを有効に活用しようと伊予農業高校の生徒たちが新たなメニューを開発し、4日に食のプロへ提案しました。

高校生:
「完成しました!」

伊予農業高校の生徒たちが発表した料理。バーガーに挟んでいるのはサメのフライ。キクラゲを使ったタルタルソースとの相性も抜群です。そして皿に盛られているのはエイを使った油淋鶏ならぬ油淋エイ。ネギを使ったタレでさっぱり食べることができます。

実はサメやエイは伊予市の沖合の漁でタイやハモと一緒に獲れてしまう魚。独特の臭みなどが理由でこれまで売られることなく捨てられていたんです。この「海の厄介者」の魚を伊予市双海町の水産加工会社「北風鮮魚」はすぐに船でしめ臭みを抑えて加工。伊予農業高校の生活科学科の生徒たちが連携して今回のメニューを生み出し、老舗レストラン「マルブン」の眞鍋明会長に提案しました。

マルブン・眞鍋明会長:
「例えばタルタルソースなら玉ねぎが入ったりピクルスが入るでしょ?ちょっとにおいがする、例えばらっきょとかしば漬けとか入ったら。もう少しアレンジしてあと何と組み合わせるかで商品になりますよ。おいしいです」

高校生:
「高校生では全然思いつかない案でした。タルタルソースのなかにタクアンとか柑きつ類を入れて酸味を出してみるとかそう言う意見もなくて。これからも色々なもの作っていきたい」

伊予農業高校は、この魚を使った料理を返礼品にするクラウドファンディングにも挑戦し、愛媛の内外に魅力をPRしていくということです。

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