コスメと美容の総合サイト「@cosme」が6日、2024年上半期の新作ベストコスメトップ10と下半期トレンド予測を発表した。

上半期新作ベストコスメの10商品中9商品が国産ブランドだった。その理由について@cosmeは、外資系ラグジュアリーブランドの相次ぐ値上げが影響していると分析する。

サイトに寄せられるクチコミでは、「値上げする」というワードの出現率が去年に比べて2.1倍、「値上げ」、も1.8倍になった他、「駆け込み購入する」というワードも2.7倍に増えている。コスメ業界にも円安の波が来ているようだ。

また総合大賞に選ばれたアテニア「スキンクリアクレンズオイルアロマタイプ」は1980円(税込)のクレンジングオイルで、ベスト10のうち4賞品がこうした「中価格帯」だという。

@cosmeは、「実はスキンケアカテゴリでは『中価格帯=ミドルコスメ』に注⽬が集まっている」としていて、「ミドルコスメというワードもプチプラやデパコスのように定着し、新たなコスメのジャンルとして確⽴していくかもしれない」と分析している。

下半期トレンド予測では、「おくち美活動」「旅備(たび)コスメ」「コンシーラー七変化」「成分フリーpick」「バリュパ消費」をキーワードとした。

「おくち美活動」は、コロナ禍のマスク生活で気にするようになった「口臭」対策への意識がさらに高まり、アンケート調査で「オーラルケアは美容の一部だと思う」と答えた人が半数を超えたという。この春には美容ブランドがオーラルケアアイテムを続々と販売していることなどから、下半期のトレンドキーワードに選ばれた。

「旅備(たび)コスメ」は、旅行用と防災用を兼ねられる商品のこと。旅行用のドライシャンプーやシートマスク、オーラルケア用品について、防災用の「備え」にも良いとの声が上がっていて、こうした商品の人気が出ると予測している。

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