黒い宝石とも呼ばれる鯖江市の伝統野菜「吉川ナス」が7日、初出荷されました。
    
1000年以上の歴史があり、京都「賀茂ナス」のルーツともいわれている「吉川ナス」は、光沢があり丸い形をしていることから「黒い宝石」とも呼ばれ、よく締まった肉質で、火を通しても煮崩れしにくいのが特徴です。
  
出荷に先立ち行われた目ぞろえ会では、生産農家らが市の担当者から出荷基準や出荷時の注意点などについて説明を受けました。
  
生産農家によりますと、今年は天候も安定していたことから順調に育ったということです。この後、鯖江市の「道の駅西山公園」には、さっそく出荷されたばかりの丸々と太った吉川ナスが並べられました。
  
生産者は「生育が順調に進んだので喜んでいます。色んなメニューがあるので、楽しんでいただけたらいい。たくさん食べてください」と話しています。
  
田楽などの焼き物や揚げ物、煮物にして食べるのがおすすめだということです。今年の収穫量の見込みは、昨年とほぼ同じ約5万個で、11月末まで鯖江市内のスーパーや道の駅「西山公園」などで販売されます。

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