2023年夏の記録的な大雨から1年がたつのを前に、秋田県内で進められている対策の現状を伝えるパネル展が秋田市で開かれている。

パネル展は、JR秋田駅の東西連絡通路「ぽぽろーど」で開かれている。会場には、2023年夏の大雨で甚大な被害が出た地域の対策などを紹介する28枚のパネルが展示されている。

「内水氾濫」が起きたとみられる秋田市の中通地区や楢山地区などで計画されている整備に関するパネルでは、貯水機能を持つ下水管や排水ポンプの整備の流れが地図を使って説明されている。

また、五城目町を流れる馬場目川の水害対策を紹介するパネルでは、川底を掘る緊急工事の様子を写真で確認することができる。

駅を利用する人などは足を止めてパネルに見入っていた。

展示を見た人は「また大雨にならなければいいと思う、去年は大変だったから。もうすぐ梅雨の季節になるから、早めに対策を進めてほしい」と話していた。

 秋田河川国道事務所流域治水課・田中益栄課長:
「県内各地で大きな被害が発生した。最近は災害が激甚化、頻発化しているので、改めて防災意識の向上を図ってもらい、洪水に備えてほしい」

パネル展は6月14日まで開かれている。

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