岩手県盛岡市出身の彫刻家で2024年3月に亡くなった舟越桂さんを追悼する展示コーナーが県立美術館に開設されています。

クスノキを使って人物像をつくる彫刻家として知られる舟越桂さんは、2024年3月に肺がんのため72歳で亡くなりました。

県立美術館では今、追悼するコーナーを設けていて、所蔵する彫刻や版画など22点を展示しています。

このうち、「冬の会話」は大理石で作られた目が特徴的な木彫りの人物像で、国内外で高い評価を受けた舟越さんの代表作です。

また東日本大震災の後に制作された版画「海への言葉」は、観音をイメージし救済の意味をこめた作品とされています。

県立美術館 吉田尊子学芸普及課長
「ファンの方はもちろん、若い方々にもご覧いただいて、こういう作家さんがいらっしゃったこと、とても魅力的な作品世界に触れていただきたい」

舟越さんの追悼展示コーナーは、7月15日まで開設されています。

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