7年前、惜しまれながら閉館した山形・新庄市の温泉施設が8月に再開されることになった。県内35市町村で唯一温泉施設がない新庄市。「温泉空白域」が3年ぶりに解消される。
土地や源泉を買い取りリニューアル
再開されるのは、2017年12月末に閉館した新庄市金沢の日帰り温泉施設「奥羽金沢温泉」。
新庄市などで宿泊業を展開する「新庄弐拾壱世紀」が元の所有者から土地と建物、源泉を買い取り、「新庄山屋温泉」として2024年8月にリニューアルオープンする。
新庄市で唯一の温泉施設だった「奥羽金沢温泉」。閉館後の2020年、新庄市本合海に宮城・仙台市の医療法人が運営する「どんぐりの湯」が開業したが、経営不振による多額の負債を抱え、1年半足らずで廃業していた。
3年ぶりに「空白域」が解消されることになった新庄市。市議会で受け止めや今後の対応を問われた山科朝則市長は、「入浴施設等については、市民の健康の保持増進の観点からも重要と考えており、引き続き山屋地区の温泉再開に関する情報収集に努めていく」と答えた。
8月1日のオープンを目指して改修が進む「新庄山屋温泉」。新庄弐拾壱世紀の柴田悦夫社長は「屋外には幼児用のプールやバーベキューを楽しめる空間も整備したい。市民の憩いの場に生まれ変わらせたい」と話している。
(さくらんぼテレビ)
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