仙台市教育委員会は、青葉区内の小学校に勤めていた職員が無断で灯油を持ち帰り自宅で使用した上、調査に対して嘘の説明をしたとして、この職員を停職6カ月の懲戒処分としました。
停職6カ月の処分を受けたのは、教育局教育人事部に所属する50代の一般職の男性です。
仙台市教育委員会によりますと、男性職員は今年1月30日、おととし4月から用務員として勤務していた青葉区内の小学校で、倉庫に保管されていたポリタンクに入った灯油(18リットル)を無断で自宅に持ち帰り、ストーブに入れて使ったということです。自家用車にポリタンクを積み込んでいる姿を他の学校職員が見かけ、校長に報告して発覚しました。男性職員は「自宅の灯油がなくなり一時的に借りるつもりで持ち出した」と話しているということです。
また、その後の事実関係の調査に対し、男性職員は当初、過去には持ち帰りをしていないと説明したものの、去年12月下旬にも無断で灯油を持ち帰っていたことが判明したということです。男性職員は「安易な発想でやってしまった。事の重大さを認識し言い訳しようがない」と話しているということです。
仙台市教委は小学校の当時の校長についても、文書による厳重注意としました。
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