秋田県内では10日に雨が強まった地域があったが、大雨警報は11日朝にすべて解除された。しかし、これまでに降った雨で地盤が緩んでいるところがあり、引き続き土砂災害に注意が必要だ。

降り始めからの雨量は、仙北市田沢湖高原で314.5ミリ、湯沢市湯の岱で271ミリ、大仙市大曲で233ミリなどとなった。

大仙市では9日にアンダーパスが冠水したほか、冠水や倒木のため市内15カ所で現在も通行止めが続いてる。また、4つの市と町の計17棟で浸水被害が確認されている。

10日は再び雨が強まったところがあり、湯沢市湯の岱では午後11時ごろまでの1時間に28.5ミリ、秋田市では午後9時半ごろまでの1時間に17.5ミリの雨が降った。

 伊藤晴子記者:
「秋田市の新城川に来ています。住民によりますと、まだ流れは速いものの、ピーク時に比べると川の水位はだいぶ下がったということです」

大雨の峠は越え、11日朝までに県内に出されていた大雨警報と土砂災害警戒情報はすべて解除された。

一方で、これまでに降った雨で地盤が緩んでいるところがあり、秋田地方気象台は土砂災害に注意するよう呼びかけている。

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