国際女性デーを記念して、産経新聞社のフェムケアプロジェクトが主催するイベントが3月31日、東京都内で開かれた。「知るって、やさしい一歩!」をテーマに、女性の健康や周囲の人との対話から生まれる相互理解について、多彩なゲストが語り合った。
イベントは3部構成で行われ、第1部はフジテレビアナウンサーの梅津弥英子さんと産婦人科医の高尾美穂さんが対談した。
2児の母親である梅津さんは朝の情報番組「とくダネ!」を担当した際、子供の入学式のために番組を休むことをためらっていたところ、先輩の男性アナウンサーが休暇取得を後押ししてくれたエピソードを披露。
高尾さんは「人口が減少していく時代には、女性を含め、働く人が多様になり、さまざまな事情で仕事を休むことが想定される。お互いにカバーし合えることが大切」と語り、職場でのコミュニケーションのあり方を巡って意見を交わした。
第2部は食品大手の明治の協賛で、アイドルグループAKB48の元メンバーでタレント・実業家の川崎希さんと、川崎さんの夫でモデルのアレクサンダーさんが登壇。産婦人科医の吉形玲美さんとともに、女性特有の健康課題について話し合った。
「月経痛で体調が悪いときには『横になりたいから子供の面倒を見てほしい』と夫にストレートに伝えるようにしている」と語る川崎さんに、アレクサンダーさんは「妻の月経が始まる2、3日前には痛み止めを用意するようにしている」と応じ、理解を示した。
吉形さんは月経が起きるメカニズムなどを解説し「月経痛だけでなく、月経前症候群も含め、月の半分以上が不調だという女性もいる。そういうことを周囲の人が知っておいてくれることが、当事者の安心につながる」と語り掛けた。
イベントを締めくくる第3部では、文化放送の人気番組「カラフルブーケ」の公開収録が行われた。
パーソナリティーの福井セリナさんと、ゲストでタレントの鈴木奈々さんがセルフケアなどを話題に、トークを繰り広げた。
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